会長挨拶

開催のごあいさつ

日本AKA医学会理学・作業療法士会 第22回学術集会 会長
杉尾 秀一

この度、日本関節運動学的アプローチ(AKA)医学会理学・作業療法士会 第22回学術集会を5度目となる福岡市で開催致します。担当となる当会九州・沖縄ブロック、学術集会準備委員を代表致しましてご挨拶申し上げます。

2019年末に確認された新型コロナウイルス感染拡大により世界中が一変し、殊に医療界においてはより変容を必要とされ、皆様におきましては日々ご苦労、ご尽力されていることと拝察し、心より敬意を表します。当会における事業も多大に影響を受け、卓絶した治療法でありますAKA-博田法について啓蒙し、伝達する機会を奪われる期間となっております。当会の学術集会は2019年大阪以来3年ぶりの開催となり、内容・開催形態共に新生的なものが求められると考えました。よって、AKA-博田法の基本・根幹を見つめ返し、再出発するという意味を含め、テーマを「AKA-博田法のこれまでとこれから」と致しました。

内容についてまず①近年入会された会員および非会員の方々に対しまして、AKA-博田法に関する基礎的事項と有効性、そしてこれまでの経緯をお知り頂くこと、②当会有資格者およびそれを目指す会員の方々に対しまして、上記①の再確認に加え、これから求められること、より高い水準の技術習得を目指すこと、を目的にプログラムを考えてみました。小生自らが聴いてみたい内容、講師の先生方をご用意できたと自負致しております。

開催形態については開催時点の感染状況が予想不可ですので、柔軟な対応を可能にするため対面式とオンライン配信式をあわせたハイブリッド開催を企画しています。出来ましたら会場に足をお運び下さり直接お目にかかりたいと思いますが皆様の安全面も考慮し対面式での人数は会場の規模に合わせ、それ以上の対面式でのお申込みがあった場合はオンライン配信への変更をご依頼することも考えております。開催前の感染状況により、全てをオンラインでの配信とする可能性もございます。何卒状況のご理解を賜りますと幸いに存じます。

ご参加して下さる皆様がAKA-博田法という治療法の概念・根本や経緯など「これまで」についてご認識、あるいは再確認下さり、「これから」必要なこと、考えうること、求められることをお考え頂ける、より有意義な学術集会になりますよう、準備委員一同鋭意努力して参る所存です。

開催当日まで皆様がご健康で、直接あるいは間接的にでもお会い出来ますことを心より祈念し、会長の挨拶とさせて頂きます。多数のご参加を心よりお待ち申し上げております。